InfiniBand(IB)は、統合I/Oファブリック用の相互接続技術(スイッチ型のI/Oバス・アーキテクチャ)として、1999年に設計、標準化されました。
主に、負荷分散クラスタリングにおけるサーバー間インターコネクトやストレージ接続などに用いられています。
昨今では、サーバー機の高性能化によって集約度が高まったサーバー仮想化環境のI/Oボトルネックを解決する手段として、
InfiniBandでI/Oを統合するというシステム・アーキテクチャが注目を集めています。
InfiniBandの特徴
- (a)広帯域、低遅延
- InfiniBandは広帯域です。2012年現在、10Gビット/秒(bps)、20Gbps、40Gbps、52Gbpsの4つの帯域から選べます。また近い将来、112Gbpsを実現する製品が登場する見込みです。さらに、InfiniBandは低遅延が特徴で、LAN内でのレスポンスタイムがInfiniBandは100ナノ秒など、極めて遅延が少ないネットワークが構成できます。さらに、安価です。InfiniBand用のアダプタ・カードやスイッチの価格は、Ethernet(イーサネット)のものと比べて数分の1です。
- (b)フロー制御を備えた信頼性が高い伝送技術
- InfiniBandは、フロー制御を備えた信頼性が高いリンク層とトランスポート層を提供します。チャネル・アーキテクチャの伝送方式を採用し、伝送機能をハードウエアに実装しています。データ伝送の処理負荷をオフロードできるため、ホストCPUは、必要なデータをメモリーに書き込んだら、あとは別のタスクに移行できます。フロー制御を必要とするFibre Channelの統合に適しています。
- (c)高い可用性と拡張性
- InfiniBandは、ループ・フリーのファブリックを容易に構築可能です。サブネット管理から各ノード間の帯域、ルーティング管理まで、すべて自動で制御します。さらに、数千ノードまでの拡張性があります(大規模クラスタ環境で実証されています)。スーパー・コンピュータの性能ランキング「TOP500」の100位にランク・インしているクラスタのうち、約6割がサーバー間接続にInfiniBandを採用しています。
InfiniBandは、I/Oファブリックに求められるこれらの要件を満たしており、今日では各サーバー・ベンダーから、ネットワーク・オプションの1つとして標準提供されています。データ・アクセス頻度が高いストレージ製品のクラスタ接続に使われたり、証券取引などの基幹アプリケーションで利用されたりと、多くの大規模環境で信頼性が実証されています。

InfiniBandとは?
(Internet Week 2011発表資料)
- InfiniBand概要
- Ethernetとの機能比較
- データセンタへの適用
InfiniBandトランスポートレイヤー概要
(InfiniBand Day03発表資料)
- XSIGO紹介 / レイヤー・アーキテクチャ
- データ転送方式 / Work Request / QP
- パケット・フォーマット / Opcode
- Packet Sequece...
InfiniBand入門
(InfiniBand Day 02発表資料)
- Infiniband入門について
- 用語 / ケーブリング / HCA
- ノードアドレス / Subnet Manager
- ドライバ&ユーティリティ(Linux & Win)
- トラブルシューティング